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第84回
歯周病と虫歯治療のNews and Topics 25(インフルエンザと口腔内細菌)

 インフルエンザの季節になりました。皆様はインフルエンザのワクチン接種をすませましたでしょうか?高齢者はインフルエンザに罹患すると気道の炎症を起こし、肺炎から死亡へつながるケースが多いと言われています。また、子どもはインフルエンザの罹患率が高く熱性痙攣などを誘発し、インフルエンザ脳症とよばれる急性脳炎を起こす事例も報告されています。インフルエンザにより肺炎になる確率は、小児・学童が0〜7%、成人は約5%、高齢者では25%前後です。インフルエンザは風邪よりも感染力が強力で、毎年の流行で約1000万人(国民の5〜10%)が発症します。インフルエンザはウイルスによる感染です。インフルエンザに感染した人の咳などに含まれる小さな飛沫が気道や肺に侵入する飛沫感染と、インフルエンザウイルスが付着したものを触れた後に目や口を触ったことによる粘膜を通した接触感染の2経路が主な感染経路になります。


 口の中の口腔内粘膜が乾燥すると粘膜が損傷し傷つき、傷ついた粘膜からウイルスが体内に侵入します。鼻呼吸ではなく口呼吸をしていると、口から入った空気が口の中の水分を奪います。口を開けて寝てしまったり、イビキをかいたために口の中がカラカラに乾く経験をされた方は多いと思います。口の中が乾燥すると唾液による殺菌・消毒作用が不十分になり口腔内の悪玉菌が増殖しやすくなります。唾液には抗菌成分や免疫物質も含まれますので、唾液が乾燥によって減れば免疫力も低下しますし、異物をブロックするリンパ組織が悪玉菌の溜まり場になり粘膜損傷も進みウイルス感染が進行します。悪玉菌には歯周病原細菌であるgingivalis(ジンジバリス)菌が含まれます。このgingivalis菌の産生するタンパク質分解酵素の作用でインフルエンザウイルスの感染力が高まることが確認されています。それだけでなく、別の悪玉菌である口腔レンサ球菌が産生するNA(ノイラミニターゼ)がインフルエンザウイルスの放出を促進させ感染を重症化させることも確認されています。口腔内を清潔に保つことはウイルス感染から身を守ることにも繋がるのです。口腔内細菌の悪玉菌を減らして善玉菌に置き換える方法(バクテリアセラピー)や、口呼吸の弊害については本院のコラムで紹介しています。併せてお読みいただければ幸いです。



参考文献について
  • 落合邦康:
    特集 口腔環境と全身疾患の関係 特集に際して,バイオインダストリー 32(4): 3 -4 2015
  • 神尾宜昌、今井健一、落合邦康:
    口腔内細菌とインフルエンザ,バイオインダストリー 32(4): 25 -29 2015
  • 今井一彰、岡崎好秀:
    口を閉じれば病気にならない, 家の光協会 , 東京 ,2012
  • Dentalism,Winter 2015 No.22, 金沢倶楽部

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