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第21回
乳歯から永久歯生え変わりの異常 その1
   乳歯歯根(前歯)の吸収不全

子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)へ生え変わる際に、問題がいくつか生じることがあります。
コラム第4回「子どもの歯から大人の歯への生え変わりの時期は?」に記載しましたが6歳頃に下の前歯は生え変わります。ほとんどの永久歯は乳歯より大きいことはご存知のことと思います。前歯の乳歯の横幅は永久歯前歯の半分くらいです。この乳歯の横幅に倍以上の横幅の永久歯が生えるには骨の成長が必要です。乳歯から永久歯に生え変わる際、顎の骨が前や横に広がるように成長します。この骨の成長にあわせて永久歯の根が形成され骨の中から歯肉の外に出ようと骨中で移動を開始します。そして骨中で移動を開始した永久歯の周囲に特殊な細胞が出現します。
この細胞は永久歯が骨から萌出(生えてくること)するときに発現し、乳歯の歯根を吸収して自然に抜けやすくする働きをします。しかし、骨の成長より横幅が一回り大きい永久歯が萌出するなどの場合、生えるスペースがないため乳歯の真下から永久歯が生えることができずに乳歯の裏側(後ろ側)に前歯が重なって生えてきます(写真1)。
この状態をみて「前歯の裏側から歯が出てきた」と言われる保護者の方がいらっしゃいます。これは下の前歯によくみられる症状で、この症状を横からみた模式図が図1になります。乳歯の真下の骨の中にある永久歯が真っすぐに生えることができず、乳歯の裏側(舌側)に生えてくる状態を示したものです。このような生え方は「エスカレーター様萌出」と呼ばれています。エスカレータの階段状の踏み板がモーターにより昇り、前の踏み板と同じ高さになるのと似ているのでこのように呼ばれているようです。

乳歯の裏側に永久歯が重なって生えると乳歯の歯根は吸収せずに根が長く残ります。永久歯が通過した側の乳歯根は一部吸収しますが反対側にある唇側の歯根は吸収できずに残ります。
写真2は写真1の症例で抜歯した乳歯を唇側から撮影しています。写真3はその裏側(舌側側)から撮影したものです。歯根の吸収が舌側を中心に生じているのがわかります。このような状態になってしまうと自然に生え変わることができません。歯並びにも影響してきますので早めの抜歯が必要になります。

参考文献について
  • 黒須一夫:現代小児歯科学基礎と臨床,医歯薬出版,東京,1987.
  • 全国歯科衛生士教育協議会編:新歯科衛生士教本 小児歯科学,医歯薬出版,東京,2004.

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